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　わたしは最近は、積極的にアニメの情報なんかは集めていないんで、なかなか新作っていうのはアンテナに引っかかりにくいんですね。これはそんな中でたまたま引っかかったＯＶＡで、たぶんネットか模型誌に載ってたんじゃないかなあ？　どちらにしてもその後はあまり大きくは取り上げられていなかったと思います。
　「ボトムズ」でおなじみの高橋氏が監督をされていて、これも氏の作品らしく地味です(^^;　ロボットが出てきて、女性が主人公だってのに。
　大まかなストーリーはテロとそれと対峙する国連軍、その国連軍の特殊部隊に同行取材するジャーナリストの視点で物語は進んでいきます。
　あまり書くとネタばれになるのですが、本作はあえて画面の派手さなどよりもリアリティを優先したように見えます。３ＤＣＧでかかれたロボットは装甲車のようですし、作戦の合間の兵士らはあくまで人間そのものです(当たり前なんですが)。時節柄、大規模な戦争よりこのようなテロのほうがタイムリーなんでしょうが(現在中断中のガンダムＯＯも、主人公らは軍隊というよりテロリスト集団に近いし)、その分、リアルにかかれると雰囲気が重くなります。
　さらにこの作品ではラストに驚くような事件が起こり、それが『重さ』をさらにましています。まあ冒頭で匂わせてはあったんですが。
　これは機会があればぜひ一度、通してみることをお勧めします。オフィシャルサイトによると、６月にＡＴ−Ｘで放送があるみたいですし。