ダーティーペアの大復活


ダーティーペアの大復活
高千穂 遥

発売日 2004/08/10
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 ユリとケイのラブリーエンジェル(この名前には違和感あるなぁ)が活躍するシリーズは、久しぶりではないでしょうか。そしてお話のほうもタイトル通り、二人が復活するところからはじまります。
 ストーリーはネタばらしになるのであまり触れませんが(興味のある方は、ぜひ画像をクリックしてください。アマゾンでオンラインショッピングできます)、物語が非常にスピーディーで本の厚さを感じさせない・・・というか、実際、紙が上質なんで見た目ほど分量はないのかも知れませんが、それにしてもあっという間に話が展開していき、ちょっと着いていくのが大変、という部分もなくはありません。まあこの辺は一人称で描かれている物語で、その主人公自身が状況に振り回されているのであれば(ホントにラスト近くまで、二人は全体像が把握できないでいた)、当然かもしれませんが。その分、読んでいるこちらは退屈する暇もありません。
 しかし今回は一国の艦隊をほぼ壊滅させただけで、あとは特にこれといった活躍(?)もしてませんね。
基地はめちゃめちゃになったけど、これはもともとかなり壊れていた訳だし。よくよく考えてみると、実はこの二人、そんなに大暴れってしてないんですよね。いやまあ「そして誰もしなくなった」では、星系まるごと壊滅させたような気もしますが、あれにしたって直接の原因は彼女らではないし(WWWAのトラコンではあるけど)、以外と暴れてないんじゃないでしょうか?
 その辺を確かめてみたい方は、ぜひ一読を。