Nocturnal Playground

J・さいろー著 司書房
 立て続けのライトノベル系のポルノ小説です。
 しかしわたしも、こんな小説を通勤途中の電車内でよく読むよな(爆
 本書は、美少女ゲーム「塔ノ沢魔術研究会」のキャラをベースに書かれてはいるんですが、設定などは必ずしもゲーム通りではないらしく、ゲームをプレイした人でも、まったく別のストーリーとして楽しめるようです。
 実際読んだ感想としては、ゲームをまったく知らないわたしでも、何の問題もなく読み進められました。
 内容は、各種アンソロジー集に発表されたものに加筆修正した短編集で、どれも割りとさくさくと読めました。逆に言うと、いわゆる「実用性」にはやや欠けるきらいがあります。その分、ストーリーはしっかりとしており、ポルノ小説にありがちな「ひたすらヤッてるばっかり」とはなっていませんので、そういうものを期待している方には不向きかもしれませんが、わたしとしては「ポルノといえども小説」と考えているので、楽しめました。
 またイラストは、ゲームの原画も担当されていた間垣亮太氏が描かれているので、こちらも注目です。