夜怪公子 ドクターメフィスト

4396207980夜怪公子―ドクター・メフィスト
菊地 秀行

祥伝社 2005-05
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 久し振りのドクターメフィストですが、今回はあまり活躍が印象に残らない。早々にとある状態になってしまう(詳細はどうぞ本編を読んで下さい)せいなのか、ダミーの登場割合が多いせいなのか、はたまた仮面の花売り、秋ふゆはるが本編にかかわっていたせいでしょうか? とにかく誰の物語なのか、分りにくい展開でした。「夜叉姫」以来と喧伝されたブリューベック一家もこれといった活躍をしたのは始祖のガラマードのみ。それも最後は封じられ、あまつさえその封じたのはメフィストですらないという。
 確かに彼はそれなりには活躍していますが、今回はちょっと、主役というには影が薄かったのではないでしょうかねえ。

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