パソコンのこと

 事の発端は、懐かしい友人とMIXIで再会したことだった。
 その友人がゲーム機の改造なんかをやっていると聞き、わたしのもやってもらうことにした。
 その際、PS2はHDDを外付けにしたのだが、その時点ではドライブむき出しという、いささか不安な状態で完成となった。またPCからHDDへはそのとき持っていたIDE-USB変換コネクタで対応するつもりだった。
 その改造の際、友人宅のPCはほとんどのドライブがSATAに変換され、非常に使い勝手がよさそうに見えた。
 さて、帰宅後、まず最初の問題点が発覚した。HDDへのデータ転送が異様に遅いのだ。USB2.0で接続しているにもかかわらず、3M/secも出ない。
 件の友人とチャットでやり取りしていると、ひょっとしたらUSBのホストコントローラーがまずいのかもしれない、ということになった。
 実はこのUSBでは以前にも無線LANが繋がらないという前科がある。
 そこでその友人が使っていたSATAのことを思い出し、費用などを聞いたところ思ったほどの出費を必要としないことが判明。早速導入することとなった。またこの際同時にリムーバブルHDDケースも格安のものを教えてもらい、こちらもPCとPS2に付けることとなった。これで転送速度的にも満足できるものとなり、とりあえず落ち着いた。
 だが、まだ話は続いてしまった。
 いきなり話は変わるが、わたしは昨年10月に引越ししており、新しいPCを置いた部屋にはTVのアンテナ線が来ていたので、久しく使っていなかったキャプチャーカードが使えると思い、最近になってやっと繋いだところ、MPEG2で録画するとかくかくとコマ落ちする。
 そこで「ああ、これは限界なんだな」と思えばそれで終わるんだが、残念ながらそうはいかない。
 バスクロックが上がれば何とかなるかも、と思い、久しぶりにクロックアップをしてみることにした。
 ここでわたしのマシンをさらけ出してみよう。
 マザーボードASUSのA7V8X-X。CPUはAthlonXP2400+。グラフィックカードはRADEON9600。ここまでは、以前に別の友人がマシンを新調する際に格安で譲ってもらったものだ。さらにキャプチャーカードにAOpenのVA1000MAXがついている。ちなみにCPUにはリテールファンが付いている。
 まずはCPUのクロックアップだ。今回はカリカリにチューンするのではなく、長時間使用にも耐えられるレベルで抑えたかったので、BIOSの設定をいじる程度にしておく。
 デフォルトが133MHz×15倍で、この倍率は触れないのでFSBを上げてみる。何度か再起動を繰り返すうち、148MHzなら安定動作するとわかった。CPUの動作クロックでは2220MHz。約10%の向上だ。
 次にVGAカードのクロックアップ。正直、やるまではこっちのほうの効果を期待していたのだが、結論から言うと思いっきり期待はずれだった。
 デフォルトではVGAコアのクロックが325MHz、メモリクロックが200MHz(だと思います。メモ取ってなかったんで)だったのが、最終、それぞれ500MHz、297MHzまであげれたんですが、体感的にはそれほど変わったようには・・・。
 話が若干前後しますが、CPUがただでさえ焼ける石で、さらにFSBを上げてる関係上、ケース内の温度もちょっと怖かったんで(長時間の安定稼動という点からも)、CPUファンをリテールの6センチのものからケース用の8センチに変え、さらにそのファンからの吹き出しを、ホームセンターで買ってきたアルミのダクトパイプで直接ケース後部へ排出するように。さらにケースの底にドリル等で穴を開け、そこにも8センチファンを付けて吸気も確保。
 あと、液晶がノングレア(低反射処理)のため、光沢版のフィルムを貼ってみました。確かに黒なんかはくっきり発色するようになったかも。
 とまあここまでやったんですが、結局当初のMPEG2での録画のコマ落ちは改善されず。まあ設定変えれば何とかなるんでしょうけどねえ。なんか今回は負けた気分(^^;
 まだもうちょっといじるぞ。