クイーンズブレイドソード・オブ・ユニコーン

クイーンズブレイドソード・オブ・ユニコーン
沖田栄次えぃわ

ホビージャパン 2007-04-28
売り上げランキング : 5961
おすすめ平均

　はじめてホビージャパン文庫を読んだんですが、正直、もうちょっと小説としてのレベルではがんばって欲しかったなというのが感想ですね。
　最低限、抑えなければならない点はきちんと抑えてはいるので、クイーンズブレイドのファンや興味のある方にはある程度は薦められますが、ライトノベル単体としてはきつい部分は否めませんね。
　まずキャラの書き分けが弱い。レイナ、トモエ、そしてアイリまで出すんなら、やっぱりこの3人をきちんと書き分けられないと読んでいてストーリーに入りにくいですね。（あげくもう一人出てるし）これだったらレイナ一人に絞って、あと、小説オリジナルのフィオとの物語にしたほうが、話もすっきりし、キャラも立たせやすいんではないでしょうか。
　とまあ、えらそうに書きましたがあらかじめそれぞれキャラクターがすでに出来上がっている上での小説ですので、この辺は大目に見てもいいのかもしれません。
　ついでといっては何ですが、下に今回登場した主要3人（もう一人登場しますがネタばれになるので）のゲームブックを紹介しておきますので、興味のある方は購入してみてはいかがでしょう？　ゲームブックとしてではなく、イラスト集としても充分価値はあると思います。かくいうわたしも2冊ばかり持ってますし(^^;