執筆環境

 ここ最近のわたしたちを取り巻くインターネット環境の変化は、まさに日進月歩の名に恥じないスピードで変わり続けています。正直、着いていくのはとてもではないけどしんどい状況です。
 でも、便利になって使いやすくなっているなら使わないほうがもったいない。と言うことで今回はわたしが今小説執筆に使っている環境などをさらしてみたいと思います。
 まずアイディア。わたしはこの段階では従来はアナログメディアである手帳などを使っていました。今でも持ってますが運用の柔軟性という点において、やはり紙メディアにかなうものはないかもしれません。ただこれは検索性が非常に悪い。そこでここしばらくは手帳などで走り書きしたアイディアを、ある程度たまったらテキストデータに落とすということをしていました。しかしこれも実質二度手間で、あまりいい方法ではないとは思っていました。で、現在ですが、いきなりテキストデータでアイディアを打ち込んでます。手帳に書くこともあるけど。続きでプロットを書くことも多いです。下手に別ファイルにするより見やすいし。
 次に本文ですが、一番最初はわたし、横書きの800字詰め原稿用紙に青の万年筆でないと書けなかったんです。さすがに今はそんな方法とってませんが。ちなみに原稿用紙は大学の生協のものでした(^^;
 この本文と、前述のアイディアなどテキストファイル全般は、以前はエディタを使っていました。ワープロ嫌いなんで。けれどもテキストファイルは相当分量を書かないと容量が増えず、結構パソコンの奥底に紛れ込んで発掘できないなんてことがあるんですよね。わたしも結構痛い思いをしました。
 そこで最近はオンラインサービスを利用しています。具体的にはGoogleドキュメント。これはエディタと言うよりはワープロに近い代物なんですが、それほどうるさくないので今はほとんどこれだけで書いています。何がうれしいって、オートバックアップ機能が非常に優れていること。結構いきなりパソコンが固まったり、うっかりファイルを消しちゃったりって多いんですが、これだとその心配はほぼしなくていい。
 さらにファイルをオンライン上で管理しているので、ネットに接続できる環境であれば、どこででも作業ができる。これも便利な機能。テキストファイルだから持ち運ぶのにそんなに苦労はしないんですが、ふと思いついたときに作業ができるっていうのはありがたい。特にアイディアをひねってるときなどは。わたしはW-ZERO3[es]を使っているので出先ででも作業ができます。Googleドキュメントは文字数のカウント機能もあるので、分量もわかりますし。個人的には原稿用紙換算もして欲しいんですが。
 ちょっと前にはオンラインでアウトラインプロセッサを使っていたんですが、これはまだまだ使い勝手が悪すぎたので今は使っていません。マインドマップは使えるかもしれませんが、これはまだ紙のほうがやりやすいかなあ?
 そのうち原稿提出はメールでアドレス指定するだけになったりして(^^;