妖殺鬼行

妖殺鬼行 上 闇武道編 (1) (エクセルノベルズ)妖殺鬼行 上 闇武道編 (1) (エクセルノベルズ)
菊地 秀行

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妖殺鬼行 下 野獣拳編 (3) (エクセルノベルズ)妖殺鬼行 下 野獣拳編 (3) (エクセルノベルズ)
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 なんか久しぶりに本読んだみたいだなあ。まあ確かにブランクはありましたけど。
 ということで、なんか久しぶりの菊地氏です。とはいってもこれは新作ではなく、もともとは祥伝社から出ていたものの改訂版なんですが。実はこれ、読むまで工藤明彦の「妖魔」シリーズかと思ってたんです(^^; まったく別の、独立した話だったんですね。
 日本全国に展開している空手「鬼門流」、その裏で政界などと深く関わっている「裏鬼門」。これの源流となった「裏鬼道」から「裏鬼門」抹殺の刺客が一人送られる。物語はこの刺客、嵐京吾と裏鬼門の対決に「表」の鬼門流を学んでいた内原陶二(どうでもいいけど、このないばらって読み、やっぱりあのキャラからかなあ?)と、元は平凡な主婦だった直子が巻き込まれていく。
 氏のアクション系にしては比較的内容が現実っぽいです(^^; 無茶な技(裏鬼道の技に多い)も出てきますが、基本は超人的な格闘技です。ストリートファイトや道場破りばっかりですが。そういう意味ではちょっと物足りない部分もあったかなとは思いますが、全般にアクションがちりばめられて飽きない内容でした。