機動戦士ガンダムUC 6巻 重力の井戸の底で

機動戦士ガンダムUC (6)  重力の井戸の底で (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で (角川コミックス・エース)
矢立 肇

角川グループパブリッシング 2008-10-25
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 読み終わったのは31日なんですが、年、またいじゃったよ(^^;
 今回はかなりハードな内容です。主人公であるバナージが自覚を持ち始め、自らの意思で戦場に立つ。そのシンボライズとしてはじめてバナージは自分の意思でユニコーンをデストロイモードにします。冒頭に登場した巨大MAとの対決。再び会ったリディとの共闘など、燃える要素がふんだんにあり、読んでてあきません。それでいてこれまでのガンダム作品では扱われなかった地上での民族感情が書き込まれたりと、現実世界と地続きであるように思わせる仕掛けが入っていたりとディティールも盛り込まれ、読み応えがあります。ただこの民族問題なんですが、ちょっとこの扱いは、個人的にはどうなんだろ? と思わないでもありませんでした。実際にはああいう括りで意識はしないんじゃないかなあと。今現在(2009年初頭)、イスラエルのガザ地区で起こっていることを考えると、少し乱暴すぎる気がしないでもありませんが。
 後、これは気にしなければ別にいいのかもしれませんが、巨大MAシャンブロの形が最後まで想像できませんでした。わたしの読みが足りない? それに地球上でビット(リフレクタービット。作中ではレフレクタービットと表記されてる)使ってるけど、飛べんの? これは以前、コロニーでクシャトリアがビットをネットで捕獲されて地面(コロニーの)に落ちる描写があったのに、地球上で飛べるビットって・・・・・・シャンブロ本体の発生させているIフィールドに乗っかってんのかなあ? その点がいまいち理解できませんでしたけど、ラストにはRX-0 2号機も出てきて物語そのものはかなり面白いので、お薦めです。
 さて7巻も買ってある・・・・・・けど、他にも結構積んであるんだよなあ(^^;