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MS-15a、b ギャンα、β

 一年戦争後期にジオン公国軍の次期主力MSとしてツィマッド社が、ジオニック社のYMS-14ゲルググと競った試作機で、3機が製造されたが正式採用されたのはYMS-14だった。特徴は高出力のビームサーベルを装備可能で、かなり近距離戦闘を意識した機体となっているが、ジェネレータ出力が足りず、ビームライフルなどは運用できず、こういった点でYMS-14に見劣りしたと考えられる。
 しかしキシリア・ザビ少将がその格闘戦能力を高く買い、3機すべてを引き取り、自分の配下の者に支給した。その際、パイロットの意向を事前に聞き、それに合わせて3機それぞれ別個のカスタマイズを施している。それゆえもっとも有名なマ・クベ機もオリジナルとは異なっていると思われる。
 残りの2機はキシリアが自ら組織した親衛隊の正副隊長2名に与えられた。この2機は時期的に月面のグラナダからア・バオア・クー宇宙要塞といった宇宙空間での運用がメインになると思われたので、空間戦闘に対応したカスタマイズが行われている。3機はすべて異なったカスタマイズが行われたとしているが、親衛隊に配備された2機は基本的には前述した空間戦闘への対応とジェネレータを高出力のものへ換装し、それに伴い冷却系を強化したことで、ほぼ同じである。しかし偽装は大幅に異なっており、MS-15aギャンαは格闘戦に特化し、ビームサーベルのほかビームサーベルより格段にリーチの長いビームランス(倍の長さに打ち出す機能あり)小型シールド(マ・クベ機とは違い、ミサイル等は内蔵されていない)。一方MS-15bギャンβは銃砲撃戦に比重が置かれており、専用ビームライフルゲルググが運用していたものに近い)、右肩に高出力ビーム砲1門、左肩に円盤型ミサイルランチャー(砲口は円盤上に円状に10あるだけだが、内部にさらにミサイルを格納できる。意匠はマ機のシールドを小型化した感じ)。一応こちらもビームサーベルは装備しているが、積極的に使うことはないようだ。両機に共通する点としては、機体各部に設けられた姿勢制御スラスター、大出力のものに換装された各部エンジン、冷却系とプロペラント容量が見直されたバックパック、肩に追加された兵装マウント用フレーム、センサー系を改善した頭部ユニットなどである。
 この2機はグラナダからア・バオア・クーへと移動するキシリアの乗った「クワリブ」を警護し、そのままア・バオア・クーの防衛任務についたと考えられているが、その後どうなったかは確認されていない。

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