あなたは、シャア・アズナブルなんですか?

 アマゾンで予約していた「機動戦士ガンダムユニコーン」の2巻が届いたので、見ました。
 初回特典の力トキ氏書き下ろしスリーブはシナンジュ。背景まで真っ赤なんで1巻と並べるといっそう際立ったり。
 内容についてはネタバレになるといけないんであまり触れないでおきますが、やっぱり印象に残るのはMS戦でしょう。前回ではユニコーンとクシャトリアがちらっとだけ戦いましたが、今回はがっぷり四つで空間戦を繰り広げて見せてくれます。設定画で見ただけではどう見ても鈍重そうにしか見えないクシャトリアが機敏に宇宙を跳ねるように駆けている姿は、やっぱり動画の説得力かと唸らされますし、「他のMSの3倍のスピード」でデブリ群を抜けてくるシナンジュは、ちゃんとスラスターを使って姿勢制御していました。ガンダム世界ではAMBACによる姿勢制御が偏重され気味ではあるんですが、これだとたとえば武器などを持っていた場合などは質量というパラメーターが変わってきて、制御に手間がかかるだろうし、その銃を撃ちながらの姿勢変更となったらいったいどうするんだという問題がありましたが、その辺にきちんとオフィシャルで回答が出されたような形ですね。
 MS戦はユニコーンのNT−Dモードの強烈さもよく描かれていたのですが、ストーリーに関してはちょっと詰め込みすぎかなという感は、個人的には拭えませんでした。今回本編は公称59分なんですが、状況が大きく動くため、やや駆け足のような印象を受けます。
 でもやっぱりユニコーンは新規ユーザーよりも、旧来からのガンダムファン向けに作られてるんじゃないかと思うんですよね。シチュエーションにしても、ヴィジュアルにしても、ところどころに挿入されているセリフにしても。この先が楽しみです。

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