The Indifference Engine
The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA) | |
伊藤 計劃 岡和田 晃 |
これぞ21世紀のハードSFと言っても過言ではないでしょう。短編やら解説、ラストには絶筆となった「屍者の帝国」の冒頭部分が掲載されていますが、どれも独特の世界観が秀逸で、新時代のサイバーパンクという言葉がこれほどハマる人も珍しいんじゃないかと思います。
戦争、それも内戦や紛争といった卑近な争いを扱ったものが目立ちますが、血生臭いものもあるので、この辺は好みの分かれるところかも知れません。
でもおそらく次のSFシーンはここから始まるだろうと思います。
円城塔氏が引き継いだ「屍者の帝国」は読まないといけないでしょうね。