魔界都市<J>
魔界都市<J> (ジョイ・ノベルス) | |
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なんか久しぶりに本を読み終わった気分です。ここんとこ、まとまった時間でなかなか本が読めなかったので。ビジネス書は読んでるのがあるんですが、これも進まない(^^;)
で、久々御大の小説です。<新宿>が舞台ではなく、いわゆる輸出モノ。今回は屍が<区内>から盗まれた甲冑を取り返しに「麝鏡市」に出向くが……といったお話。屍が主人公っていうのは「凍らせ屋」以来? ちょっと珍しい感じですね。ただ個人的には新宿署の刑事なら朽葉刑事の再登場を期待してるんですが、動かしにくそうだしなあ(^^;)
読んだ感じとしては、なんかちょっと普段の屍とは違和感を感じました。氏の作品ではたとえばせつらやメフィスト、あるいはDなどは美男子という認識はあるのですが、屍にそういう認識はないんですよね。だからあんまり簡単に彼に女をくっつけるのは、ちょっと違うんじゃないかなと思うんです。まあ基本バイオレンスだから、ある程度女性が絡んだほうが面白いのも事実ですが。
菊地氏の作品としては可もなく不可もなくといったところでしょうか。ファンなら読んでおくべきでしょうね。入門には不向きです(^^;)