クトゥルーの子供たち

クトゥルーの子供たち
クトゥルーの子供たち リン・カーター ロバート・M・プライス 森瀬繚

KADOKAWA/エンターブレイン 2014-08-30
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 この本を買ったのは、ネットで見たのが先立ったか、書店の店頭で見たのが先立ったのか、今となってははっきりとはおぼえていないんですが、とにかくそのタイトルだけで勝ったのは間違いないです。ろくすっぽ帯の文章も読まずにかったのははっきりおぼえています(^_^; とにかくかった時点ではゾス=オムモグなんて邪神は聞いたことなかったですから。

 さて、本書は8編の中編、及び短編小説とその解説をまとめた本で、なおかつ各小説はそれほど密接ではないにせよ、それとなく関連しているので連作小説と言えなくもありません。もっとも、連作を前提として書かれたものではなく関連した内容の小説をあとでまとめたようなので、よく読むと小説同士で若干の矛盾があったりしますが(^_^;

 クトゥルー小説をある程度読んで、次、何読もうかと迷ってる方なんかには本書はある程度体系づけられているのでわかりやすく、おすすめです。