機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ 2巻

機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ (2) (カドカワコミックス・エース)
機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ (2) (カドカワコミックス・エース) 板倉 俊之 矢立肇

KADOKAWA/角川書店 2015-02-25
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 これ、実は出たのまったく知らなくって、たまたま検索で引っかかって「ふへ?」って変な声出ました(^_^; 慌てて近くの書店で取り寄せて入手した次第です。

 著者については、まあ、もういいよね? 吉本では又吉さんより先に作家デビューしてるのかな? まあ火花はまだ読んでないんですが。

 本書はほとんど1冊丸ごと1つの戦闘シーンで埋まってます。それがいいことか悪いこと買って言うとちょっと微妙なんですが、個人的にはスピード感が足りないように感じました。よくありがちな書きすぎてしまってるって奴ですね。KADOKAWAなんだからもっと編集がしっかり指導すればいいのに。あと、これはわたしもガンダム小説書いたことあるんでわかるんですが、宇宙空間での位置関係がわかりづらいです。宇宙空間、それも衛星軌道上やコロニー近くというならまだしも、絶対的な基準となるものが近くにない(コロニーの近くではあるんですが、廃棄されたコロニーなので場所が厳密には読者にわからない)状況下だと、相対位置ぐらいしか互いの位置を表す方法がなくなってくるんですが、それだといろんな場所に散った場合、すごく全体の状況がわかりにくいんですよね。

 それとザクレロなんて機体、民間人に近い存在の人間が知ってるもんかなあ?

血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン

血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン (JUMP j BOOKS)
血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン (JUMP j BOOKS) 内藤 泰弘 秋田 禎信

集英社 2015-06-04
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 この本は8月の19日に読み始めて、20日に読み終わってますね。

 コミックス、アニメと来てとうとう小説です。すらすら読めます。面白いです。でもこれが『血界戦線』か? と聞かれると、わたしは答えに窮してしまうでしょう。

 各キャラの言い回しや舞台となっている元ニューヨーク『ヘルサレムズ・ロット』の描写に、なんとも言えない微妙な違和感を感じてしまうのです。

 でも、何か面白い、手軽な小説をお探しなら、本書はおすすめですよ。

エイリアン兇像譚

エイリアン兇像譚 (朝日ノベルズ)
エイリアン兇像譚 (朝日ノベルズ) 菊地秀行 中村龍徳

朝日新聞出版 2015-02-20
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 ここの更新をすっかり放り出していました。

 この本は読み始めたのは8月の17日で、翌日には読み終えました。結構一気に読めます。

 珍しく今回の宝にはエイリアンが関係しない、というか宝らしい宝が出てこない話でした。

 古代の伝説に出てくる剣豪の像が復活し、暴れ出す。どうやら目標は主人公の八頭大らしい。という成り行きで彼がそれを止めるために奔走するというのが今回のおおざっぱなストーリー。

 毎度のことながら菊地先生の書くこのトレジャーハンターシリーズはテンポがいい。氏のシリーズではこれが一番好きかも知れない。ただ毎度書いてるきもしますがそろそろ大を高校生にしとくのは限界なんじゃないでしょうか? もうそろそろ大学生とか、プロ?のトレジャーハンターにしてもいいんじゃないかなあと思うんですけど。

 あ、今回、エイリアンはラストにほんのちょっとストーリーに絡んでくるだけなんで、厳しいっちゃあ厳しい(^_^;

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?
頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか? 高橋 政史

かんき出版 2014-05-26
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 平易な内容なので、すらすら読めました。

 タイトルと内容はほんの少々ですがずれがあるかも知れません。どちらかというと本書は方眼ノートを使ったノート術の本といったほうがいいかも。

 なぜ一般的な大学ノート(罫線ノート)ではなく方眼ノートなのかというと、やはりきれいにノートを書ける、書きやすいからということになります。文字や文章もきれいに揃えて書けますし、図やグラフもマス目を使ってフリーハンドででもそこそこきれいに書くことができます。また本書内ではA4の方眼ノートを横にして使うことを推奨しているのですが、罫線ノートでは横にするとたちまち使いづらいものになってしまいます。

 方眼ノートの使い方でいうと「黄金の3分割」を提唱されています。これはノートを横位置において3つ(厳密には4つだと思うんですが)に分割し、書き込んでいくことによって、ロジカルシンキングが養われていくとしています。またこの3分割ノートを意識してノートを取ることにより、考え方も変わってくるということのようです。

 わたしの今の生活でこのままこのノート術をばりばり活用できるかというと、結構微妙なんですが、職種によっては参考になるのではないでしょうか。また中学生以上のお子さんがいるなら、本書を元にノートの取り方を教えてあげるといいかもしれません。

読んだら忘れない読書術

読んだら忘れない読書術
読んだら忘れない読書術 樺沢紫苑

サンマーク出版 2015-04-14
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 わたしもそれなりに本は読んでいるつもりなのですが、どうも読んだ端から内容を忘れてしまってちっとも身につかなくて、どうしたもんかと思ってた矢先に目に飛び込んできたのが本書です。ええ、迷わず買いましたよ。

 さっそくたまっている本を押しのけて読む……。フム、なるほど。それほど「おお!」ってなるような目新しいことが書いてあるわけではないのですが、ちょっと視点を変えて読んでみたり、ちょっと読書そのものに対する姿勢を変えることによってその内容が頭に残るようになるとのことです。例えばライン引き。わたしはビジネス書や実用書では3色ボールペンを持って読むのですが、そういった重要と思われるところに線を引くだけでも記憶に残りやすくなるらしいです。またこのブログのように他者に対して読んだ本の内容を説明するという行為も、おぼえるということにはいいようです。あと、とにかくピン! と来たら即買って、すぐ読む! これがいいということで、買ってそのまま積んでおくというのはあまりいいことではないらしいです(^_^;

 特に社会人で本を読んで勉強しなきゃいけないという人は、まずこの本を読んで心構えを作ると案外早道かも知れませんよ。

クトゥルーの子供たち

クトゥルーの子供たち
クトゥルーの子供たち リン・カーター ロバート・M・プライス 森瀬繚

KADOKAWA/エンターブレイン 2014-08-30
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 この本を買ったのは、ネットで見たのが先立ったか、書店の店頭で見たのが先立ったのか、今となってははっきりとはおぼえていないんですが、とにかくそのタイトルだけで勝ったのは間違いないです。ろくすっぽ帯の文章も読まずにかったのははっきりおぼえています(^_^; とにかくかった時点ではゾス=オムモグなんて邪神は聞いたことなかったですから。

 さて、本書は8編の中編、及び短編小説とその解説をまとめた本で、なおかつ各小説はそれほど密接ではないにせよ、それとなく関連しているので連作小説と言えなくもありません。もっとも、連作を前提として書かれたものではなく関連した内容の小説をあとでまとめたようなので、よく読むと小説同士で若干の矛盾があったりしますが(^_^;

 クトゥルー小説をある程度読んで、次、何読もうかと迷ってる方なんかには本書はある程度体系づけられているのでわかりやすく、おすすめです。

劇場版 境界の彼方 I'LL BE HERE

 これも見てからずいぶん時間が経ってしまいました。過去編と未来編の前後編で構成されており、今現在、まだ未来編は上映さているようです。

 まず当然ながら過去編から見にいってきました。上映が始まるといきなり「約束の絆」のPVが始まって吹きましたが(^_^; これ、TV見てない人には何が始まったのかわからないんじゃないかな?


境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去篇『約束の絆』PV - YouTube

 そのあと、普通に過去編の本編が始まるのですが、過去編はTVシリーズをまとめたものとなっており、このまとめたかが非常にきれいで、よくできています。劇場で1度見ただけですが、おそらくほとんどTV本編の絵は使ってないのではないでしょうか。

 狩る者としてやってきたのに、その対象に引かれていく栗山未来。眼鏡の美少女に一目惚れしているのに、己が半妖であるがため、一歩距離を置いてしまう神原秋人。二人の距離感の変化と、それを見守る周りの人々(人じゃないのもいるけど)の心情の移り変わりが丁寧に描かれており、初見でも全体の人間関係がよくわかります。

 1ヶ月ほど間を開けて、未来編が始まったので見にいきますと、こちらは全くの新作オリジナルストーリーで、過去編のラストにほんのちょっと未来編への引きがあったのですが、そこから繋がるストーリーで、TVシリーズの後日談になっています。まあタイトルが「過去編」と「未来編」ですからね。こちらのストーリーは、まだ上映している劇場もあるので触れないでおきますが、過去編に決して負けていない、いやむしろ未来編のほうが濃密で、切ない物語になっていますので、TVは見たけど、過去編は見てないから、なんていう方もぜひ見にいくべきです。


茅原実里『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇』主題歌 「会い ...