新たなる灯火

 本日、我が家に新しい家族が増えました。
 2010年12月14日、午前9時57分、娘を授かりました。
 昨日、嫁が夕方に「破水したかも知れない」と言いだし、病院に電話で問い合わせたところとにかく来いと言われたので、かかっている病院に夜8時過ぎくらいに車で行き、診察を受けると、本格的ではないが破水しているっぽいし、子宮口もわずかだが開いているので、今晩は様子見と言うことで入院せよとのこと。
 車に積んであった入院セットを渡し、なんやかやとしてわたしは一人、自宅に戻り、嫁とわたしの実家に状況報告。
 この時点ではまだ予定日まで1ヶ月近くあるので(予定日は1月6日)、翌日には帰ってくるんじゃないかなとわたしをはじめみんな考えていたんですが、今朝になって9時頃、嫁本人から「産気づいている」と連絡があり、わたしは嫁の実家にだけ連絡してすぐに家を出て病院へ。わたしの実家に連絡しなかったのは、わたしらが今住んでいる家の1Fが嫁の実家のためで、わたしの実家は車で軽く1時間くらいはかかってしまう神戸にあるため。ちなみにわたしが現在住んでいるのは兵庫県尼崎市
 話を戻すと、病院には正確な時間は見ていなかったのですが、9時半頃には着いたんじゃないかと思います。そのときにはすでに嫁は分娩室に入っていました。わたしは立ち会い出産を希望していたので、しばらく待たされたあと、分娩室に入れたのですが、当たり前ですが嫁はこれまで見たこともないほどに苦しそうな表情をしていました。
 しばらくするとなにやら慌ただしくなり、どうも赤ちゃんが引っかかっているっぽいので処置をするから分娩室から出て欲しいと。と言うことで結局出産の瞬間には立ち会えなかったのですが、それから間もなく元気な赤ちゃんの泣き声が聞こえ、「女の子です」と教えられました。
 やがて再び分娩室に招き入れられ、娘と対面。予定日より1ヶ月近く早く出てきた割りには大きいような気がしたけど、計ってもらったら体重はやっぱり2600グラムを超えていました。嫁の体格から帝王切開も考えていただけに、このサイズであっさり出てきてくれたことは親孝行なことだ(^_^
 少々予定が狂ったけど、これでクリスマスも正月も3人で迎えられる。
 分娩室の外で待っているとき、こんなに苦労して産んでいるのに、どうして世の中に我が子を虐待する母親がいるのだろうかと考えてしまいました。分娩室で抱いた我が子は儚く、しかしそれでもしっかりと命を主張していました。この命を支えるのはわたし達大人なんですよね。