何とかなるさ!

何とかなるさ!何とかなるさ!
山崎 直子

サンマーク出版 2010-02-11
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 そもそも日本人宇宙飛行士にも少なからぬ興味はあるし、以前からそんな人の本を読みたいと思っていたのは事実ですが、この本を読もうと思った最大の理由は、そのタイトルからです。
 以前にも触れていますが、わたしは心の病を患っておりまして、そのせいでもあるのかわかりませんが、何かにつけてわたしは自分に対して自信が持てないでいます。その為自己啓発などの本には自然と目が行くのですが、この本はそういう意味で、わたしの興味を引きました。
 内容は、ざっくり言ってしまうと著者が宇宙飛行士になり、実際にスペースシャトルで宇宙ステーションに行って、帰ってくるまでを振り返る半生記に近いものになってます。
 ここまで書くと感づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、正直、この本を読み終わって感じたものは「物足りなさ」でした。見るべきところがまったくなかったわけではありませんが、やはり予想以上に読みたいと思う内容が少なかったと感じざるを得ませんでした。
 また、それ以上に全体を通して感じられる文章の拙さが、読んでいてどうにも引っかかりましたね。これは著者はじめての本ということで、仕方のない部分もあるのかもしれませんが。
 偉そうに評しましたが、考えさせられることや、当たり前なことだけど普段は忘れがちになっていることなども書かれているので、気になる方は読むことをお勧めします。