劇場版コードギアス 反逆のルルーシュ

 

  同名のTVシリーズを3本の劇場版にまとめたもので、ほぼあらすじはTVそのままです。ただし尺が短くなっているため、いくつかのエピソードは省略されている上に2019年2月に公開予定の「復活のルルーシュ」に繋がるように、ラストは多少変わっています。

 で、まあ上にもあげているように、これらはすでにディスクが販売されていますので、未見の方はぜひ一度見てみることをおすすめします。主人公が本来であれば悪役で出てくるようなキャラクターなんですが、それが他にはない展開を生んでいます。

 個人的には2作目の叛道はちょっとまとめ方が手荒いかなあと思いましたが、全体を通して安定した面白さはぶれていないので、TVを見た人もそうでない方も、ぜひ見てください。損はさせません。

 で、来年の復活のルルーシュに備えましょう。

魔法少女リリカルなのはReflection&Detonation

 

  お久しぶりでございます。龍牙です。

 体調が思わしくなかったことなどいろいろありまして、ほぼ一年ぶりの更新になってしまいました。これからぼちぼち更新していこうと思いますので、もしよければ付き合ってやってくださいm(__)m

 

 ということで復帰の最初は劇場アニメ、リリカルなのは前後編です。

 これは完全オリジナルの新作で、まだなのはが子供だった時代頃のエピソードとなっています。劇場版前後編ということで、かなりシナリオも手が込んでいて、敵として現れる相手もなかなかに複雑な設定を持っており、見ていて飽きさせません。

 ただまあこれはあくまで個人的意見なんですが、前編のReflectionはなのは達も状況を把握し切れてないうちに事態がどんどん進んでいくため、ちょっとわかりにくくなってたり、説明過多になっている部分があったりしてるかな、とは思いました。

 一方で後編のDetonationはほぼ全編魔法(砲?)大合戦って感じで、爽快感すらあります。

 Detonationはまだやってるところもあるかな? 興味があれば、ぜひ大スクリーン&整ったオーディオ環境のある劇場で見ることをおすすめします。

戦艦大和 破魔弾!

戦艦大和 破魔弾! (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)
戦艦大和 破魔弾! (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ) 林譲治 高荷義之

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 しばらくぶりのクトゥルーミュトスファイルなんですが、個人的にはそれより久々林譲治さんの小説ということでワクワクして買いました。

 ですが、正直、この本を読んだ感想としてはかなり厳しいなあといわざるをえないかなあというのが、わたし個人としては感じられました。

 タイトルに出ている大和もそれほど活躍しませんし、破魔弾と呼ばれるそのものも出てきません。そろそろ架空戦記クトゥルー神話を絡ませるのは限界なのかなあとも思いました。

 個人的には、このレーベルには正当派のクトゥルー小説をがんばって欲しいなあ。

ドクター・メフィスト 消滅の鎧(アーマー)

ドクター・メフィスト 消滅の鎧(アーマー) (ノン・ノベル)
ドクター・メフィスト 消滅の鎧(アーマー) (ノン・ノベル) 菊地秀行

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 久しぶりのメフィストです。本屋で見かけて「あ、久しぶり」って買ってしまいました(^_^;

 物語は<新宿>で人が泡になって消えていくという奇病が蔓延し、メフィストにも治せない中、メフィストの師であるドクトル・ファウストが現れ、奇病の治療法を示すが……といった内容。ファウストは以前にも登場していますが、いい感じにひどい人です(^_^;

 テンポよくサクサクと読み進められます。その分細かいところでミスがありますけど(^_^; 暇なときのお供にどうぞ。

機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ (4)

機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ (4) (角川コミックス・エース)
機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ (4) (角川コミックス・エース) 板倉 俊之 美樹本 晴彦

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 これ、もう読んでからかなり時間が経つので、内容忘れちゃったよ(^_^;  思い出しながら書こう。

 えーと、お笑いコンビインパルスの板倉俊之氏が書いてるガンダム小説の、ようやく最終刊です。本書はほぼ1冊まるまる戦闘シーンばっかりです。ここまでくるとだいぶ手慣れた感がありますね。地上戦というのもあるかとは思いますが。

 ラストは復讐を果たし、ハッピーエンドで終わってます。何のひねりもないラストですが、ここまでの道のりを考えるとこれで充分なのかも知れません。なんと言ってもこの物語はカインの復讐の物語なのですから。

 しかしガンダムものではいつも思うんですが、どんな弱小組織もオリジナルMSとかMA持ってるんですねえ。いやまあ、わたしもおんなじ事考えてはいますけどw

 また板倉氏がガンダム小説書いたら、読みたいなあ。

 ちなみに既刊のエントリは以下の通りです。

 1巻 2巻 3巻

巨神計画

巨神計画 文庫 (上)(下)セット
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 まだまだネタはありますよぉ(^_^)

 これは本屋で「巨大ロボットのパーツをすべて発掘」みたいなことが帯に書かれてて、これはイデオンかガリアンか?! とばかりに飛びついたら、上下巻でほとんど掘り出してる話で終わってしまって、ロボットがあんまり活躍しないぞ? と思ったら、なんとこの話は全3部作の1作目ということがあとがきで書かれていて、ひっくり返ってしまいましたw

 小説自体はほとんどがインタビュー形式という珍しい形式で書かれており、そのインタビューの日時や場所が意味を持つ場合もあり、なかなかに面白い試みだと思います。小説自体もぐいぐい引きずり込まれる、一気読み必至のセットですので、一読をおすすめします。

災神

災神
災神 江島 周

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 この本は本屋でたまたま見かけて買った……んだったかな? いや、一度本屋で見かけて、その時は買わなかったけど、あとで気になったんで取り寄せて買ったんだ。

 やや大きめの版ですが、文章は軽い感じでサクッと読めます。つーか後半はほぼ一気読みしました。そのくらい読みやすいですし、ぐいぐい引っ張る力もあります。ただちょっと全体に文章が軽いかな? ノリはほとんどライトノベルです。

 話は山陰の出雲で一夜にして市街地が壊滅し、調査に入った自衛隊が……といった感じの導入で次々と正体不明の怪物が襲い来る中、人々が必死に生き残りを図る様を描いています。

 少し残念なのは、章ごとに視点がザッピングしてるんですよね。これ、必要以上に文章全体が軽くなる傾向があるように思う。ラノベ感はここからも来てるかと。でも面白い物語ではあるので、気になった方は一読をお勧めします。