災神

災神
災神 江島 周

KADOKAWA 2017-06-01
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 この本は本屋でたまたま見かけて買った……んだったかな? いや、一度本屋で見かけて、その時は買わなかったけど、あとで気になったんで取り寄せて買ったんだ。

 やや大きめの版ですが、文章は軽い感じでサクッと読めます。つーか後半はほぼ一気読みしました。そのくらい読みやすいですし、ぐいぐい引っ張る力もあります。ただちょっと全体に文章が軽いかな? ノリはほとんどライトノベルです。

 話は山陰の出雲で一夜にして市街地が壊滅し、調査に入った自衛隊が……といった感じの導入で次々と正体不明の怪物が襲い来る中、人々が必死に生き残りを図る様を描いています。

 少し残念なのは、章ごとに視点がザッピングしてるんですよね。これ、必要以上に文章全体が軽くなる傾向があるように思う。ラノベ感はここからも来てるかと。でも面白い物語ではあるので、気になった方は一読をお勧めします。